近年では寄木細工などもモザイク技法として扱われているようです。現代においても色彩美豊かな天然石、ガラス、貝殻、陶器などを用いてモザイク技法を用いた作品作りが行われております。古代エジプトなどでは特権階級としての権力や財力が必要とされたモザイク技法は膨大なコストや労力を必要とすることから、扱いやすい絵の具として生み出されたものが「フレスコ」技法となります。フレスコ技法の特徴は、色のついた石を粉砕してできた粉を顔料としてしようするところにあります。生乾きの漆喰の壁に顔料を用いて絵画を描く技法となりますが、生乾きの漆喰に顔料を塗って乾燥させることで、顔料がコーティングされることから色彩が美しく保たれる点が長所とされているようです。漆喰の塗られた壁が乾く前に顔料を重ねていかなくてはいけないため、短時間で作品を仕上げなくてはいけない難点もあるようです。